幼保連携型認定こども園
教育・保育の特徴と方法
-
人と関わる力の基礎を育てる異年齢児保育年少以上は異年齢の集団(各年齢2~3人ずつの10組程の異年齢グループ)を構成し、一日の基本的な生活の中で、グループ活動を行います。午前の設定保育時間(10時~11時)は、保育内容や発達課題により、クラス別活動や選択性、習熟度別活動など柔軟な保育カリキュラムを考え保育を行います。
-
自発的な活動や遊び、自主的な生活態度を促す環境と日々のカリキュラム生活するうえで大きな3要素である「遊ぶ」「食べる」「寝る」の遊食寝のスペースを分け、子どもたち自身が自発的に日々の活動ができるような工夫し、促しています。また、遊びのゾーン(コーナー)では、子どもたちの発達年齢に合わせ、季節感を感じさせながら興味・関心・創造性などを育てる環境づくりに心がけています。
-
複数の保育者が協力して行うチーム保育各クラスには保育者を複数配置し保育者チームを編成します。日常の教育・保育ではリーダー(活動を促す保育者)、サブリーダー(リーダーの補助)、アシスタント(活動の準備や片付け)の役割に別れ、それぞれの立場で保育を評価し、子どもの心情や行動の理解を深め、保育者一人のみの保育観・価値観に頼るのではなく、複数の保育者で多角的に子どもの育ちを捉え、成長を支えていきます。
園の概要
-
事業種類幼保連携型認定こども園(H30年4月1日 保育所から移行)
-
設置運営社会福祉法人栄昭福祉会(えいしょうふくかい)
-
開設月日昭和44年4月
-
所在住所〒851-3422長崎県西海市西彼町小迎郷2734-1
-
TEL/FAX0959-28-0130/0959-28-0132
-
利用対象1号認定10名(3~5歳児) 2号認定(3~5歳児)50名3号認定(0~2歳児)40名 計100名
-
職員体制園長1名、主幹保育教諭2名、保育教諭17名、栄養士2名、調理員1名、看護師2名、事務員1名、非常勤保育教諭7名、他非常勤職員3名、計35名
-
開所時間7時~19時(保育標準時間認定7~18時 短時間保育認定8~17時、以後延長保育)
-
特別保育延長保育、休日保育、療育保育、病児保育、一時預かり、地域子育て支援
お知らせ
幼保連携型認定こども園とは
保育所と幼稚園の機能を併せ持ち、就学前の子どもに教育と保育を一体的に行い、地域における子育て支援を提供する施設です。定められた基準を満たす施設が都道府県の認可を受けることができます。
教育・保育
教育・保育理念
「心の保育」―心で接し、心を育てる
命を大切にし、自主的な生活態度と素直な心を育て、心身共にたくましく人間性豊かな子どもの育成をめざし、望ましい教育・保育環境と風土の樹立に努める。このために特に乳幼児期の教育・保育にたずさわる者は、自らの教養と識見を高めるとともに、己に与えられた使命を自覚し、豊かな愛情と強い責任感、優れた教育・保育力を身につけるよう心がけ、常に相和して教育・保育の充実発展に努める。
教育・保育方針
- 当園の基本理念、児童憲章、認定こども園教育・保育要領に基づき入所児童の保育を行う。
- 子どもや保護者との心の触れ合いを大切にし、人として大切な心を育てていく(心の保育)
- 保育者は常に自己研鑽に努め、喜びや意欲をもって保育にあたり、子どもの最善の利益に寄与する。
- 時代の変化に伴う子どもの育ちの変化に常に目を向け、望ましい子どもの姿を追求しつつ教育・保育にあたる。
教育・保育の3つの柱
-
1.心の保育今も昔も大切なものは「心」です。乳幼児期に必要なのは学校教育の先取りでIQを育てることより、「心の知能指数(EQ)」や非認知能力を育てることが大切です。思いやりの心、最後まで頑張る心、おともだちと協力して活動することなど、園での生活と様々な体験を通して自己肯定感を感じながら成長できるよう援助していきます。
-
2.生きる力を育む
-
知 育子どもたちが自発的意欲的に生活や遊びに関わることができるよう、子どもの発達に合わせた環境を構成し、自分で考え行動する力を育んでいきます。 また、情緒が安定した中で、異年齢のいろいろなお友達と関わり、人と関わる力、人と協力して生活する力を育んでいきます。 最近はやりの○○教育などという認知的な早期教育は乳幼児期にはあまり重要でなく、 乳幼児期にふさわしい体験を通して成長を促していきます。
-
体 育自発的に遊べる園庭遊具を設置し、外遊びを積極的に行っています。また、園行事に徒歩遠足、運動会、マラソン大会などを取り入れ、病気に負けない健康でたくましい身体づくりに心がけています。
-
食 育無農薬野菜や添加物の少ない食材を使い給食を提供し、アレルギー食へも対応しています。また、園専用の広い畑で年間を通して子ども達と一緒に野菜の栽培・収穫・クッキングをしていく中で、食材や食べること自体に興味関心を持ち「食を営む力」の基礎を育んでいます。
-
ECO 育私たち人間は他の生物と一緒に自然の中に生きている(生かされている)存在だという事を再認識し、環境教育に取り組んでいきます。いろいろな自然体験を通して、自然や生き物の営みに対する興味や関心、感謝の心を育んでいきます。
-
-
3.子どもの主体性を育む教育・保育子どもたちは多様な人と関わる中で、生活や遊びを通しさまざまな事を学んでいきます。子どもが“生き生き”とした表情で活動しているときは、情緒が安定した状態(情緒の自律)で子どもたち自らが主体的に活動している時です。その時、その瞬間、子どもたちにとっての学びは大きなものとなるでしょう。まずは、家庭での関わり・生活を基盤に情緒を安定させ、園での日々の生活や遊びを自発的・主体的にできるよう、日々の教育・保育カリキュラムや環境を工夫していきます。
-
大村湾を望める自然豊かな環境園庭からは波穏やかな大村湾を一望でき、海の向こうの頂から登る朝日は絶景です。また、園周辺には自然豊かな散歩道がたくさんあり、子どもたちの五感を育みながら、のびのびと生活しています。
-
四季を感じのびのびと体を動かせる園庭園庭にはどんぐりやイチョウ、サクラやドイツトウヒ(ツリー)など童謡にもでてくる四季を彩る樹木をたくさん植えています。また、大型遊具もあり、四季の移り変わりを感じながら体を思い切り使って遊ぶことができます。
-
すくすく農園での食育活動隣接する園専用のひろ~い畑では、子どもたちと一緒に夏野菜や冬野菜など年間を通して野菜を育て、収穫してクッキングや給食材料に使うなど、子どもたちの“食を営む力”の基礎を培っています。
-
命を感じる生きものと暮らし園内では環境教育の一環としてメダカ、きんぎょ、カメなどの生き物を飼育しています。私たち人間と同じ地球に暮らす生き物です。全ての生き物は食べ物を食べて生活し、命があることも学んでいます。
-
ランチルーム(おひさまひろば)天窓から暖かい日差しが降りそそぐランチルームは、3・4・5歳児のみんなのランチルームです。給食やおやつの時間はここにみんな集まりいろいろな会話を楽しみながらおいしくいただきます。
-
ばら組(0,1歳児)保育室調乳、授乳、トイレ、ほふく(ハイハイ)、絵本、ままごと、体を動かす遊びなどのスペースをそれぞれ設け、保育者から見守られる中でお友だちと関わり合いながら安心して生活と遊びができる空間です。
-
ゆり組(2歳児)保育室お友だちとままごとしたり、くつろげたり、体を動かして遊んだりするスペースなどを設け、生活の自立を促す動線も考え、意欲的に生活と遊びができる環境です。
-
ひまわり組(3,4,5歳児)保育室各保育室は、「遊」「食」「寝」の3つのスペースに大きく分け、生活の自立を促していきます。また、「遊」のスペースは「学びゾーン」「ままごとゾーン」「科学ゾーン」「制作ゾーン」「絵本ゾーン」などがあり、好きな遊びが自発的かつ意欲的にできる環境を日々工夫しています。
アクセス
幼保連携型認定こども園 こむかえこども園
〒851-3422 長崎県西海市西彼町小迎郷2734-1